土地を買うときに要チェックの「用途地域」って?【土地さがし】
土地を探すときはどこに注目しているでしょうか?
広さ、価格。もちろん見ますよね。交通アクセスも大事ですし、お子様がいるなら校区も気になるところですね。
土地情報のなかに必ず記載されているものの一つに「用途地域」があります。
「用途地域」とは?
誰でもが好きな建物を好きな場所に建ててしまうと、統一性のないごちゃごちゃした町になってしまいます。
そこで、「静かな住宅街」や「便利で人が集まる繁華街」などその地域が目指す土地利用によって定めているのが「用途地域」です。
大きくは【住居系】【商業系】【工業系】の3つ。
さらに細かく13種類に区分されています。
※田園住居地域は2018年4月から運用開始 | |
13種類のうち、住宅が建てられないのは工業専用地域だけです。
今は空き地や田んぼが多い場所でも、用途地域によっては数年後「家の横に賑やかな大型店舗が」ということもあり得ます。静かな暮らしを求める方は第一種低層住居専用地域などの住居専用地域を選ぶのがおすすめです。
金沢市の用途地域はどうなっている?
用語だけの説明ではイメージしにくいので、ここからは金沢市内がどのように区分されているのか用途地域マップで見てみましょう。
こちらは金沢駅周辺のマップです。
オフィスや商業施設が並ぶ金沢駅や50m道路沿いが「商業地域」(ピンク色)に指定されているのがわかります。お店が多く賑やかで利便性が高い場所です。
次は金沢港周辺です。「工業専用地域」(青色)に指定されているこのあたりには、工場が立ち並んでいます。工業専用地域には住宅は建てることができません。
山側環状線(もりの里)周辺です。山側環状線など大きな道路沿いから一本入ると住居専用地域(緑色系)になっているのがわかります。閑静な住宅街として町づくりがなされています。
「用途地域」なんとなく雰囲気がつかめたでしょうか?
そこがどんな街並みなのか、これからどんな街になっていくのかを知る指標になります。
各自治体のホームページで用途地域のマップを閲覧することもできますので、土地探しの際にはぜひ参考にしてみてください。