建築士の想い
建築士と顔を合わせ、信頼関係を結ぶ中で家づくりを進めることで、世界にただひとつ、お客様にとっての理想の住まいが生まれます。
ご家族の毎日を包み込む「暮らしのうつわ」をつくる
プランニングする際は、効率的な動線を確保する「間の省き方」だけでなく、ちょっとしたゆとりや遊び心が感じられる「間のとり方」を意識しています。たとえば室内を区切るパーティションの上部天井側を少しあけておくと、心地よい視線の抜け感が生まれます。平面図では表現しきれない、空間演出の工夫ですね。
設計士には、「家をあつらえる力」と同じくらい、「思いをくみとる力」が求められます。私自身は施主様の要望の背景を知ることを大切にしています。そうすることで、たとえば施主様が希望する部屋面積を確保できない場合でも、視覚的に広さを感じさせる工夫をするなど、別のやり方を提案することができます。
デザインも重要ですが、住まいはカフェやホテルではなく、家族が日常を過ごす場です。必要以上に装飾を加えるより、引き算するほど魅力が増すこともあります。家という名の「暮らしのうつわ」をつくる、そんな思いでイメージを膨らませていきます。
ハウスメーカー住宅の基本性能は、各社違いはあるものの一定レベルが確保されています。そうした中で当社には、経験豊富な現場監督のもとでベテラン職人が腕を振るい、施主様と設計士の「こうしたい!」を確実にかたちにしていける強みもあります。