家の守護神、外壁に注目!よくある外壁トラブルも紹介【施工実例】
冬の寒さや夏の暑さで外にいるのがつらくても、家の中は快適。それは外壁が私たちを守ってくれているからです。
今回は家の守護神、外壁についてのお話。そのなかでも弊社で主に採用している「サイディング」「吹付塗装」「タイル」を紹介します!
サイディング
パネル状の外壁材のことをサイディングボードといいます。このサイディングボードを現場でカットし張っていきます。
サイディングボードは工場で製造されるため、安定した品質が保たれています。現場ごとに仕上がりの差が生まれにくいことは大きなメリットですね。
デザインの豊富さと取扱いしやすさから、新築戸建て住宅の7割超がサイディングを採用しています。
・窯業系(ようぎょうけい)サイディング
主原料はセメントで、繊維質を混ぜて板状にしたもの。”サイディング”と言えばこれを差す場合がほとんどです。
・金属サイディング
主にガルバリウム鋼板製品で、断熱材一体型や遮熱フッ素塗膜などの付加価値の高い製品が多いです。
塗膜の耐候性が高く、色あせしにくいメリットがあります。
・木質系サイディング
木材で作られたサイディング。
吹付け
刷毛やローラーを使わずに塗料を吹き付けて仕上げるのが吹付塗装です。
弊社でよく採用しているのは「弾性リシン」
塗料に砂状の骨材をまぜたもので、凹凸のついた立体感ある仕上がりになります。
吹付塗装では塗料の配合によって細かな色調整ができるので、サンプルを作ってイメージを共有しながら色決めを行います。
タイル
焼きものの持つ"強さ"と、美しさを損なわない"汚れにくさ"が特長のタイル外壁。
高温で焼きしめられたタイルは、高い強度を誇ります。
長く住んでいるとどうしてもちょっとしたキズがつくものですが、タイルは表面が硬いのでキズに強く、きれいな状態をキープしやすいのがメリットです。
価格帯が高いので、ベースにはサイディングや吹付を選び、玄関周りなどのアクセントとしてタイルを採用する場合もあります。
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外壁の実例紹介
こちらのコラムでも実例をたくさん掲載しています。
★家の第一印象を決める。外観の施工事例
吹付+金属サイディング+タイル
【ベース】リシン吹付
【アクセント1】アイジー工業 SFビレクトFチャコールメタリック
【アクセント2】LIXIL ラグナロックシェラスコットLGR-R/SIE-11K
外壁に起こるトラブルとは?
外壁は、太陽光の紫外線、雨や雪、風、気温の変化など常に厳しい環境にさらされています。
建ててから年数を重ねるにつれ自然と劣化が進み、見た目だけでなく不具合にも繋がるため、美観と性能を保つためには定期的なメンテナンスが必要になります。
こけ・藻・カビ
外壁表面の凹凸が多いと発生しやすいのがこけ・藻・カビです。
植栽や物置をくっつけすぎないようにして風通しをよくしておく、排水が壁面を伝わないようにするなどの配慮で発生しにくくなります。
凍害
外壁に水が入りこみ、水から氷、氷から水の変化による膨張収縮で表面が剥がれたり割れたりするのが凍害です。
北陸の冬は雨や雪で湿度が高く、夜には0度以下になる日も多いため、凍害がおこりやすい地域と言われています。
特に北側や雨風の当たりやすい場所で発生します。
チョーキング現象
チョーキング現象とは、外壁顔料の成分が粉状になって表面に出てきてしまう現象です。
外壁を触るとチョークの粉のようなものが付着するのが特徴。
特に紫外線の影響を受けやすい場所で発生するため、日当たりがよい南面は要注意です。
コーキングの劣化
外壁パネル同士の間や、サッシなど建材の廻りには、隙間(目地)があります。
その隙間(目地)をふさいでいるのがコーキングというゴム製樹脂で、雨水の侵入を防いでいます。
年数が経ちこのコーキング材が劣化すると、ひび割れたり剥がれたり、収縮して硬くなるいわゆる「痩せ」現象が起きることがあります。このような症状がおこると隙間(目地)を塞ぎきれず雨水の侵入が起こる可能性があります。
自己チェックしてみよう!
定期的に壁面をチェックし、不具合を早期発見しましょう。
ひどい場合は塗り替えや張替えが必要になる場合も。専門業者にご連絡ください。
□ 壁面にヒビ・欠けはないですか?
□ 壁面に汚れ・色落ち・白化はないですか?
□ 壁面を指でこすってみたときに指に粉がつきませんか?
□ シーリングがはがれたり、ひび割れしたりしていませんか?
□ 付属部材が壊れていたり錆びていたりしませんか?
【汚れの落とし方】
軽い汚れは雨で落ちていますが、年数が経つごとに蓄積された汚れが目立ってきます。
中性洗剤を柔らかい布やスポンジにつけて、優しくこすり洗いし、水で洗い流してください。
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★お住まいの顔。玄関の施工事例