家づくりコラム

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清水「今日は”地震”についてお話ししたいと思います」



清水「みなさんもご存知の方が多いとは思いますけど『3.11 東日本大震災(2011年)』大変な地震がありましたね。そのさらに前、阪神淡路大震災(1995年)という大きな地震がありました。」

清水「その時にできた『耐震(たいしん)』っていう言葉」

清水「(住宅関係で)よく耳にするのが『耐震1』とか『耐震2』『耐震3』とか」

清水「『耐震等級3』っていう言葉があると思うんですけど」

清水「それがどういう意味なのか最初にご説明します!」

『耐震』って何? 数字で示される『耐震等級』とは?

清水「耐震等級1っていうのは阪神淡路大震災と同じレベルの地震が来ても倒壊しませんと品確法で定めた基準です。」

清水「その『耐震等級1』の1.25倍の強さを示すのが『耐震等級2』で、」

清水「『耐震等級1』の1.5倍の強さを示すのが『耐震等級3』です」



清水「有名なのが、九州・熊本で大きな地震がありましたね(熊本地震(2016年))。耐震って言葉がそもそも阪神淡路大震災で生まれて、今後100年に一回来るであろう地震を想定して作られたんですけど、九州ではそれが2回連続で来てしまいました」

清水「もっと言うと、阪神淡路大震災から新潟の中越地震(2004年)とか能登半島地震(2007年)とか東日本大震災そして熊本の地震とか、他にもたくさん地震がありましたが、10年くらいの間に何回大きな地震がきたのかってとこで」

清水「本震があって、それに対して余震が東日本大震災で約500回来たそうです。大きい地震には耐えても、その後の震度1~3とかの地震を受けたとき、普段なら耐えられるけれど最初に大きい地震を受けたせいで何百回目に限界が来て倒れてしまったお家がたくさんあったんですね」

清水「それで住宅業界で新しくできた言葉が『制震(せいしん)』

清水「地震に耐えるだけじゃなくて、揺れを制御するという形です」

揺れに勝つ! 『制震』への取り組み

清水「この制振というのがアイフルホームでも取り組みとしてやってるんですけど、住宅業界全体で言うと2つの種類に分かれてきます」

清水「ひとつはみなさんもご存知だと思いますけど『筋交い(すじかい)』」

清水「『筋交い』は壁に木材をたすき掛けにして、これは耐震でよく使う方法ですけど、これを鉄のアーム状にして、鉄のアームとばねで揺れを制御するみたいな形です」

清水「これと、アイフルホームがやってる『粘弾性体(ねんだんせいたい)』、こちらは要はシリコンを使ったやり方です」

清水「個人的には『粘弾性体』を強くおススメします」

清水「その理由として・・・「そうでない会社」もあるので誤解しないでいただきたい部分はありますけど・・・『筋交い』の鉄のアームを設置する場所は、建物の外回りの壁に対して設置することが多いんですね」

清水「縦方向・横方向にパソコンで色々計算して、こことここの壁に入れましょう。となるんですけど、鉄のアームって物自体が重たくて大きいので、外壁にそれをバーンと入れると、そこには断熱材が通常の厚み入らないんですね」

清水「そうなると鉄アームが外の壁と近くなって、鉄って熱の伝わるスピードが凄く早いので、壁の中で結露する恐れがあると。しっかり断熱材が入っていれば問題ないですけども、そういう心配がありますし、空気や潮風に触れるようなら錆びたりとかということもあるので、僕は正直おススメしてないんです」

清水「アイフルホームの粘弾性体は、防災科学研究所と東京大学と清水建設と共同開発した商品を採用してます」

清水「簡単な模型で説明しますね」


模型1


清水「(粘弾性体がない方を持って)ナットがきれいに締まっている状態で、僕の押し引きする力が地震だと思ってください。」

清水「最初はすごく硬いんですけど、何度も押し引きするうちにどんどんネジが緩んでゆるゆるになっちゃう。それをこのシリコン(粘弾性体)を入れてあげると、初めからネジもゆるゆるなのがお分かりいただけると思いますがめちゃくちゃ硬いです」




清水「僕がやってもイメージ湧かないので・・・櫻井さん(撮影スタッフ)、ちょっとこれ持ってみてください」

清水「引っ張っても押してもいいです」

櫻井「(手に持って引っ張ってみる) ウッこれめちゃくちゃ硬い!」

清水「そうなんです。お客様にはいつも半分浮いているような状態で試してもらっています」

清水「もうひとつ、建物の簡易的な模型があるんですけど、
一番手前は粘弾性体が入っています。
真ん中のお家は釘がしっかり効いてます。
一番後ろは一回地震がきて釘が緩んでます。
という状態の模型3つに僕がこうやって一定の力を当てて、揺れの違いを確認してもらっています。」


模型2



清水「パネルの内側に対して、柱に粘弾性体が付いていて釘で固定していくような感じです。
万が一、地震で釘が緩んだ状態でも、粘弾性体がしっかり構造と一体化しているので揺れを制御してくれる。理にかなった方法だと思います」

清水「あとは壁の厚みを圧迫することなく出来るというのもメリットですね。断熱材の厚みをそのまま使って、粘弾性体で一緒にできる」

清水「アイフルホームではいろんな商品があるんですけど、この制振装置を標準採用しています。
地震本震にも耐えて細かい揺れにも耐えながら、その揺れを制御してくれる、アイフルホームでは「EVAS(イーバス)」といいますが、これから家をつくる方には、ぜひ、耐震プラス制震についても考えて家づくりしていただけたらと思います!」

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アイフルホームの安全性能【アイフルホーム公式HP】(外部リンク)

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